ローコストの注文住宅を建てるときのポイントまとめ

公開日:2021/08/15  最終更新日:2021/08/30

注文住宅は建てたいけど、できるだけコストはかけたくない。このように考えている方は、ローコスト住宅も選択肢に入るでしょう。本記事では、ローコスト住宅を検討しているけれど、心配で踏み切れないという方に向けて、ローコストで建てられる仕組みや建てる際、気をつけるポイントについて解説しています。

ローコスト住宅の相場

ローコスト住宅という言葉には、明確な定義がありません。通常、建物坪単価が40万円程度の住宅をローコスト住宅と指します

一般的な注文住宅は、坪単価60万円程度なので、一坪あたり約20万円もの価格差があるのです。例えば、40坪で注文住宅を考えている場合、ローコスト住宅と一般的な価格の住宅とでは、約800万円建築費が変わるのです。

では、なぜここまで価格差があるのでしょうか。なかには「安かろう悪かろうじゃないの?」と感じた方もいるかもしれませんが、そうではありません。ローコストで建てるために、さまざまな企業努力をしているのです。以下では、代表的な企業努力の例を紹介します。

■シンプルなデザイン

ローコスト住宅は、シンプルなデザインであることが多いです。そうすることで、職人が家をつくる際の作業手間を最小化しているのです。最小化することで、工期を短縮し人件費を抑えています。

■広告宣伝費を削減

一般的なハウスメーカーは、広告宣伝に費用をかけています。総合展示場へのモデルハウス出展や豪華なカタログ、テレビコマーシャルなどです。これらの広告・宣伝には年間で何十億という費用がかかっており、建物の金額に上乗せされています。ローコスト住宅は、広告宣伝をできるだけ行わないことで、建築費用を抑えています。

■一括仕入れ

使用する建材や設備のグレードを統一することで、部材の一括仕入れをし、仕入れ単価のコストダウンをしています。

施工主が工夫できるポイント

ローコストで注文住宅を建てるためには、施工主側でも工夫できるポイントがあります。

■規格や標準仕様内で設備を選ぶ

ローコスト住宅は、建材や設備のグレードを統一することで、仕入れ単価を削減しているとお伝えしました。その反面、普段使わないようなグレードの設備を入れると建築コストが一気に上がってしまい、一般的な住宅よりも高額になってしまうことが起こり得ます。ローコストで注文住宅を建てたい方は、できるだけ、その会社が取り扱っている標準仕様内で家を建てることをおすすめします。

■生活動線はコンパクトにまとめる

坪数がコンパクトになる程、ローコストで家を建てられます。例えば、坪単価が40万円であれば2坪削減するだけで、80万円費用を削減できるのです。2坪とは畳4枚のサイズです。各居室の広さを少しずつ減らしていく、廊下などの普段生活で使わない箇所は、最小限にすることで、簡単に2坪は削減できます。

■家に求めることは明確に決めておく

注文住宅は、好みやこだわりに合わせて間取りや設備を選ぶことができます。しかし、こだわりを全て取り入れていくと建築コストも膨れ上がっていきます。

ローコストで注文住宅を建てるためには、こだわりを全て取り入れるのではなく、優先順位を決めてプランニングしていきます。例えば、キッチンは絶対に妥協はできないが、トイレにはこだわりがないのでグレードを下げてみるというように、優先順位をつけていくといいでしょう。

失敗しないために気をつけたいこと

ローコスト住宅を建てる上で気をつけたいことは、契約後のオプションや追加工事による予算オーバーです。予算オーバーしないためには、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。

■予算に余力を持っておく

契約後にプランや設備が全く変わらないとは限りません。というのも打ち合わせを進めていくと、どうしても取り入れたいという設備がでてくるのです。100万円〜200万円程、予算に余力を残しておくと、万が一の追加費用にも対策できるでしょう。

■複数社へ提案依頼する

複数社に提案依頼することで、提示された金額が妥当なのか判断できます。その際、他社と比べて極端に安いところは、避けた方がいいでしょう。契約後、急激に値段が上がったり、品質が悪いものを提供される可能性があります。

■見積もり内容はきちんと確認する

建築会社によって、見積もりに含まれている内容が異なります。例えば、ある会社では、外構工事費や地盤改良工事が見積もりに含まれていたのに、別の会社では含まれていないということがあります。金額を安くみせるために必要な工事費をわざと入れていないという会社もあります。後から予想外の工事費が発生しないように、見積もり内容は、きちんと確認しておきましょう。

 

ローコスト住宅は、安かろう悪かろうではなく、さまざまな企業努力でコストダウンに成功した住宅です。前述したように施工主でもコストダウンできるような工夫が存在するので、記事内容を頭に入れた上で、打ち合わせに臨むようにしましょう。ぜひ理想のローコスト住宅と出会い、満足できる家づくりを進めてください。

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